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2019年、iPS細胞から臓器を作り移植する臨床研究へ

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今までiPS細胞は細胞レベルでの移植が多く、まだ臓器をまるまる作って移植するということはできませんでしたが、立体的な臓器を作り出す技術が進んでいるために、2019年までに臓器を患者のiPS細胞から作り出し、移植する臨床研究に着手できるように動き始めています。


これは世界ではじめての臨床研究になるだろうとされています。

この臓器を立体的に創りだす手法は横浜市立大によって確立されたと発表されています。
ここで重要なのは、iPS細胞から立体的なそのままの臓器を創りだすのではなく、臓器になる前の前駆細胞を作成し、ミニ臓器を創りだすというものです。

そのままの臓器だけがまるまる作れるようになるにはもっと時間が必要でしょう。

実際に横浜市立大学は、このミニ臓器を作り出し、マウスに移植すると、血管が繋がってしっかりと機能するようになり、生存率が高まったことがわかっています。
そして色々な臓器をiPS細胞から作り出し、腎臓や膵臓(すいぞう)、腸、心臓、肺、脳の立体的な原基を作ることができたとのこと。
移植すると血流も生まれ、特に腎臓は尿を作る能力も発揮することが分かったというから驚きです。

2019年に肝臓の移植を予定しています。これは出生前診断で肝臓疾患がみつかる新生児を予定しているそうです。これが成功すると肝臓以外の様々な臓器で応用が可能になるということで、4年後に期待が膨らみます。

現在は臓器専用の3Dプリンタが開発を急がれていて、要するに臓器という生物をiPS細胞から作り出すわけで、今まででは考えられない次元にまで医療と科学が進歩していることがわかります。

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